私たちにとっての農業
農業には、食料を生み出すインフラ的な役割や、人にとって住み良い町にするために自然環境を
管理保全するなどの社会的役割があると考えますが、
それに加えて,自然環境を、人にとっての価値にする一つの方法が農業と捉えています。
大自然がつくり出す環境から、さまざまな感動を与えられ、大地への影響を知り、一つの生産物に投影する、それが農業だと考えています。
北海道、大雪山の麓で農業をすること
高橋農園は北海道の中央大雪山連峰の麓の町、当麻町にあります。
日本最大の高山帯を有する大雪山は周辺地域の土地を形作り、気候の特徴をはじめ、水源や土質に加えて豊かな四季をもたらす大きな存在です。
農業においては、この大雪山がもたらす影響をひもとく事が重要と考えています。
大雪山連峰は10月の冠雪から、年を越え6月までじっくりとその雪が水源となり川になり地下水源となります。
この大雪山からでる北海道最大の河川、石狩川の下流約20キロに農園が位置します。
この石狩川の影響による肥沃な大地とその地下約10メートルに及ぶ砂利をもつ地層、豊富な地下水源が、土地の特徴です。
気候環境は、積雪と共に-20℃を下回る厳しい冬が特徴ですが、この冬を終えると豊かな四季が始まります。
4月の雪解けには草木のない土の香りいっぱいの風景と風を吹かせると一斉に草木が芽吹き、7月にかけて一気に最高気温30℃の夏を迎え、8月下旬には夜が肌寒くなり秋を感じさせ、あっという間に紅葉し10月には初雪といったように多彩な四季を感じさせてくれます。
この鮮明な四季が、植物の生育を力強いものにすると共に、植物の多彩な順応性を確認する事できます。この姿は植物への探究心を駆り立ててくれます。
いつも日の出るすぐ横には大雪山があり、いち早く季節を知らせてくれ、北海道開拓以前の風景を見せてくれる唯一の存在でもあります。日々変わりゆく現代社会との対比を感じさせてくれるほどに雄大な時間です。
この自然の恩恵を農産物に投影するのが、農業です。そして、この大地をより良く知るための行為が農業でもあります。
土地を知るために知り得る限りの農作物を栽培し、土地と植物の特性を知っていく場が農園です。
作物にのせる想い
農産物は大自然に触れたときのように感動させてくれます。
土地の力、植物の力を目の当たりにするとき、心から驚かされ本当に楽しいものです。
私たちの仕事は、その土地、環境に対してどのような価値を生み出せるか考え、それを伝えることです。
どのような作物を生み出せる可能性があるのか、そしてどのような栽培方法をとるべきか 考え、追求し、その時代ごとに価値を提案していきます。そしてそれは、農産物が生み出す感動を伝えることになります。
私たちにとって、皆様にどんな感動を伝えられるかを考えるのが農園の意味です。高橋農園は、毎年さまざまな品種の作物を実際に栽培しながら、触れながら魅力を知り、どう発信するかを考えています。栽培の工夫、技術の発展もその魅力を最大限にできる よう追求します。
多くの方にとことん魅力を伝え、見て、味わって頂きたい。感動して頂きたい。私が夢中になる農業、植物から与えられるパッションはこのようなものです。
この土地を深く知り探求していくこと、その土地や植物の魅力に触れ続けられること、それを皆様に発信できることに、日々感謝と誇りを感じています。
野菜の色は土地の色。
当麻の色。
野菜それぞれが
大雪山の麓
当麻町の大地に根を張り、
時にはたっぷりの日差しの中のびのびと、
時には厳しい寒さをしのぎ、育ちました。
私たちはそれをサポートして
時には一緒に戦い収穫できました。
この野菜それぞれに
大地と育んだ個性があります。
それぞれの色となります。
当麻町でいろづいた色です。
この野菜たちは、
寒さに耐えるため力強く育ち、
暑さに耐えるため力強く育ち、
強く根を張って
しっかりと香りをもち鮮やかではっきりとした色の花を咲かせ美しい艶をもつ実をつける。
そんな育ち方をしたから、
きっと美味しいと思っていただけるはずです。私たちの農業を象徴するフレーズ
TOMA PAINTED HARVESTS.
当麻町、私たち、生産物の関係性を意味しています。
農園名 | 髙橋農園 |
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代表 | 髙橋 希 |
所在地 | 〒078-1332 北海道上川郡当麻町宇園別2区 |
電話番号 | 0166-84-4203 |
メールアドレス | info@takahashi-nouen-nv.jp |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 不定休 |
JR宗谷本線北永山駅より車で3分(2.3㎞)